〜大家さん・管理会社に信頼される報告とは?〜


はじめに

原状回復や内装工事の完了後、「ちゃんと終わりました」という報告はとても大切です。
でも、「言ったつもり」「見せたつもり」では、伝わらないことも多いのが現実。

「ここまで綺麗にやったのに、なんで評価されない?」
「もうちょっと説明してって言われたけど、どうすれば…?」

そんなお悩みを解決するために、今回は以下のポイントを詳しく解説します:

  • 📄 見やすく・伝わる報告文の書き方
  • 📷 説得力のある写真の撮り方と注意点
  • 🎯 管理会社や大家さんが「ありがたい!」と思う報告例

伝わる!工事完了報告の基本構成


1. 報告タイトル(件名)

例:「●●マンション203号室 原状回復工事完了報告」

→ 件名は簡潔に、物件名+作業内容+完了報告と明記すると見やすくなります。


2. 概要・作業日程

例文:

〇〇様

お世話になっております。
以下の通り、原状回復工事が完了しましたのでご報告いたします。

■ 作業内容:クロス張替え、床CF張替え、ハウスクリーニング等
■ 作業日:5月15日〜5月18日(計3日間)
■ 担当職人:●●(職人ダイレクト)


3. 作業内容ごとの詳細

チェックポイント:

作業項目内容・ポイント
クロス張替え全面張替え(量産品使用)。下地補修あり。
床(CF)トイレ・洗面所のCFを張替え(防水タイプ)
巾木劣化箇所のみ交換
ハウスクリーニング水回り+窓+床ワックス施工

→ ざっくり「やりました」ではなく、材料や施工範囲をひとこと添えるだけで伝わり方が違います


4. 特記事項・ご確認事項

例:

  • 洗面所床下に多少の腐食がありましたが、応急対応済です。
  • 今後漏水などあれば別途対応が必要になる可能性があります。

→ 小さなことでも、現場で気づいたことは必ず報告。信頼につながります。


5. 写真(ビフォー/アフター)

→ 写真があると、報告の信頼度が一気に上がります!
→ 次項で詳しく説明します。


工事写真の撮り方|伝わるポイント5つ


✔️ 1. ビフォー・アフターは同じ角度・距離で!

  • クロスや床の張替えなど、変化が伝わるように
  • 「違いが分かる」構図を意識

✔️ 2. 明るい時間帯 or ライトで照らす

  • 暗いと印象が悪くなるため、日中 or フラッシュ使用推奨

✔️ 3. 全体とアップ、両方撮る

  • 全体写真で施工範囲を把握してもらい
  • アップ写真で仕上がりの丁寧さをアピール!

✔️ 4. 汚れ・破損箇所は事前にも撮影

  • 工事前の「傷あり」箇所は先に撮影して残しておくと、後々のトラブル回避に◎

✔️ 5. 写真の順番にひとこと添えると丁寧

例:

  • Before:クロス剥がれ・汚れあり
  • After:全面張替えで統一感ある仕上がりに

よくあるNG報告例と改善ポイント

NG例改善案
写真が暗くて見えにくい明るい時間 or ライト使用で撮影
アフターだけでビフォーがないビフォーも必ず撮っておく
「一式で工事しました」のみ工事項目ごとに簡単な解説を加える
文章が長文で読みにくい箇条書き・表で見やすく整理

まとめ|「報告=信頼」の第一歩

完了報告はただの作業連絡ではなく、
大家さん・管理会社との信頼関係を築く“名刺代わり”のようなものです。


✅ 伝わる報告のコツ3つ:

  1. 【文章】簡潔・明確・要点を押さえる
  2. 【写真】ビフォー・アフター・補足付きで伝える
  3. 【姿勢】「聞かれる前に伝える」姿勢が信頼につながる

大家さんや管理会社が「次もまたお願いしたい」と思うのは、“仕事ぶりが見える職人さん”です。
「どんな報告が伝わるのか分からない…」という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!