前回は「左官ってどんな仕事?」というテーマで、左官職人の役割や仕事内容を紹介しました。
今回はもう少し具体的に、「実際にどんな場面で左官職人が活躍しているのか?」を、よくある原状回復の現場を例にご紹介します!


① 玄関まわりのモルタル補修

▶ 築40年の木造アパート

  • 問題:玄関のモルタルが剥がれて、下のコンクリートが見えてしまっている
  • 対応:古い部分を削って、新しくモルタルを塗り直し、見た目もなめらかに仕上げ

💡ポイント
まわりの仕上がりと違和感が出ないように、色合いや質感を調整するのも職人技!


② 洗面所の床のガタつき調整

▶ 築35年のアパート

  • 問題:洗面所の床が少し傾いていて、新しいクッションフロアを貼るのが難しい
  • 対応:モルタルで傾きを直して、平らな床に仕上げ

💡ポイント
水まわりの床は、わずかに傾斜をつけることもあるので、意外と繊細な仕事なんです。


③ 古い和室の壁をリニューアル

▶ 築50年の一戸建て賃貸

  • 問題:和室のじゅらく壁が剥がれていて、クロスが貼れない
  • 対応:剥がれた部分を直し、漆喰を塗り直して壁をキレイに

💡ポイント
既存の壁と色・質感を合わせるのって、けっこう難しい。ここでも職人の経験が活きます!


④ 店舗の内装にオリジナルの“塗り”仕上げ

▶ デザイン性が求められる店舗のリフォーム現場

  • 問題:ただの白壁じゃ物足りない。お店らしい雰囲気を出したい
  • 対応:モルタルや漆喰を使って、風合いや質感のある仕上げに

💡ポイント
見た目のカッコよさと、耐久性などの実用性を両立させるには、材料選びや塗り方が大切!


🧱 なぜ左官職人が必要なのか?

左官職人が得意なのは、ただ「塗る」だけじゃなくて、“見た目”も“使い勝手”もよくする技術です。

  • 傷んだ床や壁を「元通り」に近づける
  • クロスやフローリングが貼れるよう、下地を整える
  • おしゃれな仕上げで、お店の雰囲気をアップする

さらに、モルタルや漆喰など自然素材を使うことも多く、環境にもやさしい施工ができるのも魅力です。


🔍 次回予告

次回は、「左官職人に仕事を頼むときのポイント」についてご紹介します!
「信頼できる職人さんってどうやって探せばいいの?」
「どこまでお願いできるの?」そんな疑問を解決していきます。