「この仕事、天職だと思ってます。」──現場が好きで、人が好きな職人のこれから

「この仕事、やっぱり自分に合ってるなって思います。天職、って言ってもいいかもしれません。」

最後にそう語ってくれた高梨さん。
内装の仕事に飛び込んでから20年以上、独立して11年。
さまざまな現場を経験してきた今でも、その声はものづくりの現場と人との関わりを楽しんでいる人の声そのものでした。


“自分の手で仕上げる”という喜び

「綺麗に仕上がったところを見ると、やっぱり嬉しいんです。」

クロスや床は、部屋の印象を大きく左右するパーツ。
だからこそ、仕上がりに対するこだわりと丁寧さには、誰よりも自信があるといいます。

「お客さんが『うわー!』って言ってくれるのが、すごく嬉しい。そういう瞬間があるから、やっぱり続けられるんだと思います。」


仕事も人生も、自分らしく

「仕事が空いたら、遊びに行けるなって思います(笑)。自然のある場所が好きなんです。」

忙しく働く日々のなかでも、山や海へ出かけてリフレッシュする休日を大切にしている高梨さん。
仕事も人生も、ムリなく、自分らしく。
そんなバランス感覚も、高梨さんらしい魅力のひとつです。


“頼みやすさ”の工夫──小さな仕事から始められる関係づくり

「時間があるときは、大きな仕事の方がやっぱり嬉しい。でも、最初のきっかけとして頼んでもらいやすいような仕組みも作れたらと思っています。」

たとえば──
壁一面だけの張り替えや、小さな傷の補修など、
“ちょっとだけ頼みたい”というお客様のニーズにも応えるお試しパックのような形。

「写真を送ってもらって、チャットで確認して、見積もりを出して…あとは現地で施工するだけ。作業は1時間くらいで終わることが多いです。」

現地調査の時間を減らし、材料費や処分費などのコストも抑えられる
お客様にも職人にも、無理のない関係を築く第一歩としての工夫が、今まさに形になろうとしています。


職人ダイレクトで、初めてのページ作りに挑戦

「自分でページを作るのは初めてだったんですけど、職人ダイレクトは直感的に使いやすくて勉強になりました。」

職人としてだけでなく、“発信する側”としての一歩を踏み出した高梨さん。
今後もこのページを通じて、自分の仕事を知ってもらい、気軽に頼んでもらえる仕組みを育てていく予定です。


▲ 窓から光が差し込むリビング。お客様の「これから」を支える、丁寧な仕事のひとつ。


まだまだ、これから

現在41歳の高梨さん。
将来について尋ねると、「60歳くらいまでは、現場でがんばりたいですね」と、力強い笑顔で答えてくれました。

「お客さんの思いを、ちゃんと形にしたい。そのために、もっとできるようになりたい。まだまだ、頑張りたいです。」