「あなたに頼んで本当によかった」──忘れられない言葉と、職人としてのやりがい
「あなたに頼んで本当に正解だった。お家が喜んでるよ」
その言葉は、戸建て住宅のクロス張り替えを担当したときに、お客様から直接かけられたものだそうです。
以前に貸し出していた戸建て住宅を、再びご家族で住むためにクロスを張り替えたい──そんなご依頼でした。
「作業はだいたい10日間くらいでした。お客様が喜んでくれて、本当にうれしかったですね。」
これまで積み重ねてきた日々の技術や気配りが、目に見えるカタチになった瞬間。
仕上がりに対する評価だけでなく、人としての誠実な姿勢に対して返ってきた言葉に、高梨さん自身も強い手応えを感じたと語ります。
「話すのが楽しいんです」──お客様とのやりとり
高梨さんは、現場でお客様と話すことも自然と楽しんでいます。
「話すのが楽しいんですよね。あれこれ聞きながら、“どうしたいか”を感じ取っていくのが好きです。」

基本的には、「提案する」というよりも「聞く」ことを大事にしているとのこと。
お客様の要望を丁寧に受け止め、それを形にしていくことが、自分の仕事だと考えているそうです。
「もちろん『どうしたらいい?』って相談されたら、こちらから提案もします。でも基本は“こうしたい”っていう思いを形にする。それが一番大事だと思ってます。」
言葉が力になる
職人としてのやりがいは、完成した空間を見てお客様が喜んでくれること。
それに加えて、現場で交わされるちょっとした言葉や反応が、日々の原動力になっているといいます。
「この仕事、やっぱり自分に合ってるなって思います。仕上がったときに“よし”って思えるし、お客さんとのやりとりも好きなんですよね。」